34インチ曲面ウルトラワイドモニターは慣れればかなり使い勝手がいい

当ページの一部のリンクにはプロモーションが含まれてます。
アイキャッチ画像

これまでは複数のディスプレイ(マルチディスプレイ)をつなげてPC作業をしていた筆者です。

それはそれで使いやすいのですが、なにせ古いディスプレイなもので解像度も今となっては低く(フルHD)なっておりまして。
フォルダやソフトの画面をことあるごとに別のディスプレイにいちいち行き来させるのが次第に面倒だと感じるようにもなってきてたんです。

それを解消する方法として考えていたのがワイドタイプの、それもかなりワイドなディスプレイに買い換えること。
ただそれなりに値も張ってたんで様子をみてたという感じでしょうか。

それが先日、運よくタイムセールで値が安くなっていたこともあってきゅうきょウルトラワイドというかなり横幅の広いディスプレイに買い換えてみたんです。

その際に迷ったのが「平面タイプにするか、それとも曲面タイプにするか」でした。

もくじ

端っこが気になる

いろいろ検討した結果、購入したディスプレイはLGUWQHD/ウルトラワイドモニター34WR55QC-B)。
34インチ(21:9)で解像度が3440×1440もあります。

一番の特長は全体的にちょっとカーブがかかった曲面ディスプレイであること。

キャプチャ画像

今回横長に広いディスプレイがほしかったのですが、直前まで悩んだのが平面か曲面か
というのもこれまでの私のPC環境はノートPCはサブ扱いでメインは27インチ2台のディスプレイというマルチディスプレイ(計3台)だったから。

ちなみにこちらは3年前のディスプレイ構成で、右端に14㌅のノートPC、真ん中と左端がメインのディスプレイ(24㌅+27㌅)。解像度はいずれもフルHD(1920×1080)。
それぞれのディスプレイの角度を少しづつ変えれば首を左右にちょっと振るだけで全体が見渡せておりました。

キャプチャ画像

でも横幅が広い1台のディスプレイになった場合、端っこの見え方がどうなるかそこが全く想像つかなかったんです。
しかもワイドディスプレイに加えてこれまで使っていた27インチディスプレイ1台も横に並べる予定なので視線の移動はこれまでとほぼ同じという環境。

そんなわけでできればこれまで通り若干の首振りと視線の移動だけで無理なく視認できるのが一番いいのですが、2台のディスプレイを並べたときに平面ディスプレイだと端っこがはたしてちゃんと見えるかどうか、そこが心配だったんですね。

いちいち首だけじゃなく上半身まで少し動かさないと端っこがちゃんと見えないのは本末転倒ですからね。

じゃあ端っこが少し”手前に向いてる/曲がってる”曲面ディスプレイならそのデメリットは解消されるんでしょうか。

この点、レビューなんかを見る限りでは”解消”はされるみたいなんです。
ただ同時に多少の歪みみたいなのはあるそうで、それは”慣れ”が必要みたいなコメントも少なくなかったです。

それもあって「じゃあ曲面で」というふうにすぐには結論づけられませんでした。

では最終的に曲面ディスプレイにした決め手は何かといえば…平面よりは端っこが見やすくなるのではという淡い期待だけでした。
平面ディスプレイだと端っこのあたりをちゃんと見るとには上半身を少し動かさないといけないのではという強迫観念がずっと付きまとっていたんです。

それが毎日ともなるとさすがにきついだろうなぁと。

曲面は慣れる

では実際に曲面ディスプレイを使ってみた印象はどんな感じなのか。
(あくまで個人的な観点になるのでそこんところはご了承ください)

一番気になったのがやはり歪みでした。確かに微妙に手前に湾曲して見えます。
ペラペラの下敷きを少し内側に曲げた状態みたいな。(わかるかなぁ)

もっと細かく言うと、ディスプレイの上の方は(意識して見れば多少曲がってる感じは気になるものの)さほど違和感はありません。
でも下の方はあきらかに湾曲して見えます。

イメージとしては下のような感じで、ブラウザの下の方が若干ですが湾曲して見えます。
(上の方が気にならないのは単に私の目線の高さの問題かと思われます)

キャプチャ画像

ただですね、この違和感らしき感覚は2週間ぐらいで慣れました。
なるほどこれが”慣れ”ってやつか」ってな感じで。

もちろん曲がり自体が消えたわけじゃないです。
慣れてしまって違和感がなくなったという意味です。

ですのでたとえば四角とか直線とかを多用するイラストレーターの方やCADソフトなんかを主に使う方にはおススメはできないかもしれません。

その代わりブラウザ画面(メールなど)とExcel画面といった複数のウィンドウを並列させてのオフィスワーク的な使い方だったり、動画編集ソフトでタイムラインを画面幅いっぱいに広げて編集するといった作業などにはかなり向いてるディスプレイかと思います。

実際のところ、私個人としては曲面ディスプレイに加えてそれまで使ってた27㌅ディスプレイも横につないで作業しているんですが、少しの視線移動だけで曲面ディスプレイの端もちゃんと見えます。
(もちろんじっくり確認する必要があるときは上半身を多少左右に寄せることもありはしますが)

キャプチャ画像

曲率

曲面ディスプレイの商品スペックを見ていると曲率1500とか曲率1800とかの数字が出てくるかと思います。

これは「曲率」という指標のようで34WR55QC-Bの曲率は1800

調べてみたらこの数字が小さいほど湾曲してる(曲がってる)ってことになります。なので曲率1800と1500では1500の方が曲がり度合が強いディスプレイということですね。

それを踏まえると今回の曲率1800ディスプレイは割と平面に近い曲面ディスプレイ、すなわち歪みが少なめのディスプレイということになるでしょうか。

画面移動がないのが最高

LGの34WR55QC-Bの表示領域は21:9で解像度は3440×1440とかなり広範囲に表示できます。

1画面に2個のソフトを立ち上げても全く問題なく、一方のソフトが隠れてしまうからということで別のディスプレイにわざわざ移動させる必要もありません。

私はブラウザ(Chrome)と画像加工ソフト(Affinity Photo2)を同時に立ち上げて作業することが多いんですが、下のように2つのソフトを立ち上げても余裕で作業できちゃいます。

キャプチャ画像

しかも高さも稼げます。
たとえば親機でもあるノートPC(16㌅)の最大解像度は2560×1600とかなり広めではあります。
しかしながらそのまま表示すると文字が小さすぎてほとんど見えない状態なので、推奨は150%に設定されてます。

キャプチャ画像

そうなると本来の表示領域よりはかなり狭いエリアしか表示されず、ワードプレスの編集などでいつも使う項目を表示させるには毎回スクロールする必要があったりします。

でもウルトラワイドは100%(推奨)表示でも問題ないので高さは1440まで確保されます。(多少は文字が小さくなるが全然問題なし)

キャプチャ画像

だから2画面並列でありながらもスクロールすることなくすでに目的の設定が画面内に表示されてるのでストレスフリーで作業ができます。

キャプチャ画像

ただこれに関してはご利用のノートPCの解像度次第なので当方だけのメリットかもしれません。

早い話が買ってよかったというお話でした。

スペックなど

一応スペックや構造などもお伝えしておきます。

リフレッシュレートは100Hzなのでゲーミングディスプレイとしては物足りないという方がいるかもです。
ただYoutubeなんかは違和感なく見られます。けっこうきれいだし画面デカいので迫力もあります。

アンチグレアなので光の反射はほとんどないです。

パネルはVA方式なので視野角は狭めです。でも一人作業であれば何の問題もなし。
自分だけじゃなくいろんな人が背後から同時に確認してなんて環境なら視野角の広いIPS方式がおススメかも。

色に関しては専門外なのでなんとも言えませんが、少なくとも変な色合いって感じはありません。

入力機能はUSB Type-C™ PD対応65W・DisplayPort・HDMIとこちらも特に問題なし。
(ヘッドホン出力もありますが使ったことないです)

キャプチャ画像

チルト(画面の傾き)機能は普通についてます。
あと高さ調整がついてるのが地味に二重丸。これがあるとないとでは使い勝手がかなり違ってきます。

キャプチャ画像

そのほかの細かいスペックは販売サイトでご確認くださいな。

※私が購入したVAパネルのディスプレイはこちら。

IPSパネルがいいという方はこちらがよろしいかと。
リフレッシュレートや入出力の数など多少の違いがあります。

アイキャッチ画像

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA

もくじ