コーヒー豆の不作が影響して歴史的な高値が続いてるそうで。
確かに近所のコーヒー豆屋も数ヵ月おきにちょっとずつ価格をあげてきてます。
しかもつい1ヵ月くらい前からは貯まったポイントカードの割引価格が500円から300円に引き下げられちゃったし、その上その割引に必要なポイント数も前より増えてしまってお得感がだいぶ下がってしまったというダブルショックにも見舞われました。

豆屋さんも大変なんでしょうね。
そんな中”無印良品のコーヒー豆がやばすぎる”という記事をたまたま目にしたんです。
なに?無印良品ってコーヒー豆も扱ってるん?
その記事を読んだら、今購入している豆代の実質半額という驚きの価格。
だったら一度は試してみて、こっちの好み的に問題なければ乗り換えちゃおうかと。
なんせ半額ですからね。でかいですよ。
重要なのは酸味と香り
私がコーヒーに対して最も重要視しているのが「酸味」、次に「香り」です。
可能であれば酸味はゼロが望ましい。
私、酸味が苦手でして、これまでコーヒーを買うときはできるだけ酸味の少ない豆(粉)を選ぶようにしてきたんです。
”フレーバーチャート”(とでも呼ぶのでしょうか)がついてるものなら最大でも2以下のものを。
でもどのメーカーのコーヒー豆(粉)も酸味2でもそこそこ酸味が感じられちゃうんですよね。

酸味が1のコーヒー豆もないことはないです。
そこまでくるとさすがに酸味はかなり抑えられます。

ただし香りはまあ推して知るべしという感じで、部屋中に香り漂うというまでにはいきません。
それでも皆無というわけではないので近所のスーパーに在庫があるときはいつも賞味期限をチェックしつつ購入してました。
ただね、酸味が少な目で苦味の強いコーヒー豆は好む人があまりいないのか、製造日が2ヵ月前3ヵ月前のがずっと置いてあるんです。回転が悪いんでしょうねこのフレーバーは。
他のコーヒー豆は1ヵ月以内のものばかりなのに。
だから鮮度のいいコーヒー豆を買おうとすると3ヵ月に1回くらいの割合でしか買えないんです。
そんな中、2年前くらいだったでしょうか。
いつもの散歩コースを外れて歩ってたらたまたまやなか珈琲という店の前を通りかかったんです。
そこは生豆から焙煎してくれるコーヒー豆の専門店らしく(※店内でコーヒーが飲める店舗もあり)、「はて、こんな店があったんだ」という感じでふらっと入ってみたところ、すごい豆を見つけちゃいまして。
それが「アロマブレンド」というオリジナルのブレンドコーヒー。
なんと酸味ゼロ・苦味は全商品中Maxというまさに私好みのコーヒー豆だったんです!
思わず小躍りしましたね。

しかもおすすめ焙煎度は深煎りタイプのロースト10という、つまりはエスプレッソのようなテイストってやつです。

これを豆の状態で買ってきます。
買う量は2~3週間でなくなる200g~300g単位。あまり多めに買っても風味が落ちちゃいますから。
いつもは『電話で注文→注文受けてから焙煎→20分~1時間後に受け取り』という流れで、その都度店まで散歩がてら足を運びます。

家では電動コーヒーミルを使ってその都度豆を挽いて楽しんでます。
挽き具合は「極細引き」に近い「細挽き」、それをドリップマシンで淹れます。
『酸味ゼロ・苦味Maxの生豆→深煎りロースト→細挽き→ドリップ抽出』とくれば出来上がりは部屋中に香り立つコクもあるかなり苦目のコーヒーになります。
これをブラックでいただくのが私の好み。
幸い奥さんも酸味苦手でこのコーヒーを気に入ってます。

ただね、それなりに値段もします。
本日の時点で100gなら900円。300gなら多少割り引かれて2,430円とどちらかと言えばかなりお高めの価格と言えるでしょう。
それでもおいしいコーヒーが飲めるならいいかとコーヒー代だけはケチらないようにしてきました。
そんな時に目にしたのが無印良品のコーヒー豆ですよ。
いつから販売してたのかはわかりませんが、今年の3月にリニューアルしたそうで。
だからニュースになって当方の視界にも入ってきたのでしょう。
無印良品のコーヒー豆
無印良品のコーヒーは現在3種類あります。(※豆や粉や個包装でも販売)
それぞれの特長は以下の通り。(※商品販売ページからの抜粋)
商品 | 特長 | 酸味等 |
---|---|---|
![]() ライトテイスト | ブラジルとグアテマラの豆を合わせた軽めの味わい。 爽やかな香りとすっきりとした後味が特長。 | ![]() |
![]() ミディアムテイスト | ブラジル/エチオピア/グアテマラの豆を合わせたバランスの良い仕上がり。 甘い香りとほどよい苦みと酸味が特長。 | ![]() |
![]() ダークテイスト | ブラジルとインドネシアの豆を合わせたコクのある味わい。 深煎りの香ばしさとキレのよい苦みが特長。 | ![]() |
価格は本日(2025/5/7))の時点で1袋それぞれ200g入りで850円(税込)。(※無印良品店舗での販売価格)
いつものコーヒーと較べるとほぼ半額。かなり安いです。
価格の安さの秘密は無印良品のサイトに記載されてました。
ブラジルでは豆の大きさと豆の欠点数で輸出規格が決まっており、サイズが小さかったり欠けてたりといった規格外の豆は国内消費に回されます。
今回私たち(※無印良品)はその中から味わいに影響を与えない豆を選別し、おいしさは変わらないのにサイズが小さいだけではじかれている豆を無印良品専用原料として使用してます。
実際に試してわかった酸味と香り
今回なぜ無印良品のコーヒー豆が気になったのか。
もちろん価格の安さもありますが、酸味の度合いが2で苦味の度合いが4という「ダークテイスト」というタイプがあったからです。
これがいつも飲んでる「やなか珈琲」のアロマブレンドに近いものであれば代替品としてかなりの節約になります。
ということでさっそく近所の無印良品まで足を運んで1袋購入してきました。
購入時に気を付けたのは賞味期限、いわゆる鮮度です。
無印良品のコーヒー豆は1年らしいので、パッケージの裏を見れば製造日がわかります。
訪れたのは4月も末のこと。
商品棚には賞味期限がバラバラのものがいくつかありました。その中から一番賞味期限が長かったものを選んだんですがそれでも約1ヵ月前に製造された商品です。

でも味をチェックするにはむしろちょうどいいくらいの”置き”具合ですかね。
回転率が高くなればもっと短くなる(鮮度がよくなる)かもです。
豆を開けてみました。左が無印良品の豆で右がいつも飲んでるコーヒー豆です。

パッと見、さほど違いはないですね。粒もそんなに小さいってわけでもないですし。
しいて言えば右の方が深煎りローストの分、若干”黒光り”してるくらいですか。
(そうそう、無印良品の製造元はあの「小川珈琲」さんみたいです)
さて実際にいつものコーヒーと同じ分量・同じやり方でコーヒーを淹れてみました。
その結果は…
- 香りはいつものコーヒーの8割くらいと上々。
- 肝心の酸味は…ほんのわずかですが感じられます。個人的にはギリOKというレベル。
- 濃さはいつものコーヒーよりもほんのちょっとだけ薄め。
酸味はまだいいとして、ローストの度合いなのか濃さがちょっとだけ薄いんです。苦味の程度が。
といっても普段から苦味の強いコーヒーを飲んでるので、もしかしたらこれが普通の濃さなのかもしれません。
それじゃあと、次はいつもなら計量スプーンすり切れ1杯のところを山盛りにして(1~2割り増しくらいで)淹れてみました。
これで酸味も増えちゃうと元も子もないですが、結果は…。
香りと酸味はほぼ変わらず。
しかし濃さはいつものコーヒーと同じくらいにまでアップ。
いやあ、いいじゃないですか。
ちなみにいつものコーヒーは蒸らしの段階でお湯を注ぐと粉がぷくぷくと泡立って膨らむんです。香りも立ちます。
でも無印良品の粉は(ほかのメーカーのパッケージ品同様)すーとお湯が入っていきます。
このあたりが焙煎したての豆とそうでない豆との違いかもしれません。
いずれにしてもいつものコーヒーに匹敵するくらいの味わいであるのがわかったので、今後はやなか珈琲100gと無印良品200gの抱き合わせで楽しむことにしましょか。
やっぱり時々は酸味ゼロのアロマブレンドを楽しみたいですから。
この組み合わせで価格は680円の節約になります。(この差は大きい)
無印良品のコーヒー豆はAmazonやLOHACO、楽天といったオンラインショップでも購入できます。
でも近所に無印良品の店舗があるなら直接足を運んでできるだけ製造日が近いものを選ぶといいでしょう。
香りが違ってきますから。
面倒だからオンラインショップでもいいやという方は下のリンクからも購入できます。
別のテイストや粉なども選べます。

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