新規ドキュメントの作成と保存-Affinty Photo(Photo2対応)

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ここではAffinity Photoの数ある機能の中から主にweb用画像の作成・加工についての使い方をご紹介します。
(記事中の画像もAffinity Photoで作成してます)

Affinity Photo2用の設定も加筆しました。

何はともあれ新規ドキュメントを作成しないと始まりません。

もくじ

新規ドキュメントの作成

メニューの【ファイル】→【新規】をクリックすると「新規ドキュメント」作成画面が開きます。

今回はweb用画像の作成なのでとりあえず「Web」をクリックします。
すると(設定値などがあらかじめ調整された)プリセットがいろいろ出てきます。

キャプチャ画像

たとえば(上の画像左下の)HD+をクリックすると①ページ幅1600px・②ページ幅900pxで新規ドキュメントが作成されるようになってます。

キャプチャ画像

とりあえず今回は既存のプリセットは無視しておきます。
web画像作成に関して注視しといた方がいいのは以下の7点だけで大丈夫かと。
(上の画像の番号と連動)

  1. ページ幅
  2. ページ高
  3. DPI
  4. ドキュメント単位
  5. カラーフォーマット
  6. カラープロファイル
  7. 透明な背景
Affinity Photo2での表示(ver.2.6.2)

Affinity Photo2での新規ドキュメント表示画面はこちら。
レイアウトは異なりますが基本的な内容はそれほど変わってません。

キャプチャ画像

①ページ幅

これはあなたが運営するサイトの記事ページの最大横幅によって変わってきます。
(もっと平たく言えば”使ってるテンプレートの横幅設定値”になります)

たとえば最大横幅が750pxなら750pxに、”いやマージンなんかも考えたら±50pxは取っておきたい”とかなら700pxを指定します。

というのも表示可能な横幅を超えてのサイズを指定したところで一般的には画像はページ幅内に収まるよう縮小される設定になってるハズです。
そのためむやみに横幅を大きくしてもファイルサイズがただ単に大きくなるだけでデメリットしかありません。

またご利用のサイトごとに使ってる(ワードプレスなどの)テンプレートが異なってるのであればおそらく最大横幅も異なってくると思われます。

その場合はサイトごとに異なる横幅を指定したオリジナルのプリセットを作って”自分のプリセット”に登録しておくと好みのプリセットが一発で呼び出せるようになります。

最初から横幅が決まった(制限された)プリセットで画像作成していけば、たとえば大きい画像を縮小した時につぶれて見えなくなるから一部だけを切り取って表示しようとか、2枚に分けて表示しようとかの判断がその場でできます。

文字が入りきらないからもっと簡潔な言葉に変えようといった判断なんかもすぐできるので、効率という意味でもプリセットは重要です。

②ページ高

ウェブサイトで重要なのは横幅で高さはあまり関係ありません。
よってここは適当な高さを指定しておけばいいでしょう。

ただし高さの数値が大きい場合は最終的に切り取り操作で簡単にサイズ調整できますが、高さが低いものを広げる作業は若干面倒なので、できるなら高さは多めに指定しておいた方があとあとラクです。

③DPI

専門家じゃないので詳しい説明はできませんが、要は解像度です。

ととえば「プリント」のプリセットをクリックするとDPIは自動的に300になります。

キャプチャ画像

一方「Web」のプリセットを選択すると72に変わります。

キャプチャ画像

基本的にはこの数値が大きいほど解像度が高い→細かいところまできちんと表示されるものなんですが、ことweb画像に限っては72以上を指定したところでだからといってきれいに表示されるかと言えばそんなことはありません。
(ファイルサイズが肥大するだけでデメリットしかない)

よってweb画像を作るなら常に72のままで問題ないです。

④ドキュメント単位

ここは何も考えずに「ピクセル」にしておきましょう。

⑤カラーフォーマット

印刷はCMYK、画面はRGBと相場が決まってるのでRGB一択
なおプルダウン内にはRGB/8・RGB/16・RGB32とありますが、通常はRGB/8で問題ないです。

後半の数値が大きいほどきれいに表示される…単純にはそんな感じなんですが、互換性の問題やファイルサイズの肥大化、なにより画面上での表示なら8(ビット)で充分と言われてるのでRGB/8のままで大丈夫です。

⑥カラープロファイル

カラーフォーマット同様ここも専門的な知識が必要になる設定項目ですが、とりあえずsRGB IEC61966-2.1のままで問題ないかと。

⑦透明な背景

ここのチェックが外れた状態だと背景が白の状態でドキュメントが作成されます。

JPEG画像での出力なら問題ないですが、透明度を保持する(必要ないところは透けて見える)PNG画像での出力の場合は”白が邪魔”になるのでチェックを入れておくといいでしょう。

ただし透明な背景にしておくと背景は薄い格子状で表示されるので、慣れないうちは若干見づらいと感じるかもしれません。

その場合はチェックを外して白背景のまま編集し、最後にメニューの【ドキュメント】→「透明な背景」をクリックすることで透明な状態に戻すこともできます。

筆者

最終的な画像出力まで考慮するなら「透明な背景」に早めに慣れておいた方が効率はいいです。
”必要な時だけ白背景にする”というやり方ですね。

自分用のプリセットの作り方

同じサイズ・同じ設定で新規ドキュメントを何度も作成する機会が多い場合、その都度同じ設定を充てるのはとても面倒です。
そんなときは設定を登録済みのオリジナルプリセットを作っておくと作業効率が高まります。

作り方ですが、新規ドキュメント画面を開き、任意の幅や高さなどの設定を完了させた時点で『カスタム』脇の「」をクリックします。

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「自分のプリセット」画面になるので、画面上で右クリック→「プリセット名の変更」をクリックします。

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適当に名前を付けてOKをクリックします。

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次からは「自分のプリセット」から目的のプリセットをクリック→「作成」クリックで速攻で”設定済み”新規ドキュメントが開きます。
(ダブルクリックでもOK)

キャプチャ画像
Affinity Photo2での表示(ver.2.6.2)

Affinity Photo2では以下のような手順で作成できます。

【ファイル】メニュー→新規で新規ドキュメント画面を開き、既存のプリセットから「Web」を選択します。
そしてこのあと作成するオリジナルプリセットを探しやすいよう事前にカテゴリーを作成しておきます。

左下のアイコンをクリックします。

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ダイアログが出るので好きな名称で新規カテゴリーを作成しておきます。(ここでは「マイプリセット」)

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続いて(どこでもいいですがここでは)一番上にある「XGA」をクリックします。
その画面でページ幅と高さを好きな数値に変更しておきます。(DPI→72、ドキュメント単位→ピクセルになってることを確認)

数値の変更に伴い上部のプリセット名の脇にアイコンが出現するので赤枠内のアイコンをクリックします。

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プリセット名の登録ダイアログが出るので任意の名称で作成します。(ここでは「プリセット750-1000」)
カテゴリーは先ほど作成した「マイプリセット」を選択しておきます。

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これでオリジナルのプリセットが完成しました。
さっそくプリセット欄から追加登録したプリセット名を選択してみます。デフォルトではおそらく一番下に格納されるてるかと。

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しかしながらよく使うプリセットであればこの位置はとても使いにくいです。
そこで一番上に移動させてみます。

やり方はプリセット名をクリック&ホールドしたまま少し動かします。
すると移動画面に変わるので一番上までドラッグして離します。

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これで次からは一番上にある「マイプリセット」をすぐに開けるようになります。

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オリジナルファイルの保存

Affinity Photoで編集・加工した画像はメニューの【ファイル】→【名前を付けて保存】で保存(拡張子.afphoto)しておくといつでも再編集が可能です。

早めの保存作業はかなり重要です。
というのも画像加工している最中にAffinity Photoが落ちたらそれまでの編集作業はすべてパーになっちゃうから。
(Affinity Photoを再起動したときにレストア用のコマンドが立ち上がって復元することも可能です。万能ではないですが)

キャプチャ画像

そのため新規ドキュメントを保存したあとは、編集の途中途中で上書き保存するクセを付けておくといいですよ。

万が一Affinity Photoが落ちたりWindowsが不安定になっても最後に保存した時点での編集内容から再開することができるので被害が最小限で済みます。

【Affinity Photo ver.1.9.2で検証済】

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