費用をかけずに手軽にミニ観葉植物をハイドロカルチャー仕様で楽しんでる筆者ですが、金も手間もあまりかけてないせいかあまり長持ちしないのが目下の悩みです。
原因として考えられるのは日当たり具合・日照時間・水が足りない・水のやりすぎ・室温・湿度などいろいろあるでしょう。
参考までに以下に私の環境で遭遇するお決まりのトラブルをご紹介します。
といっても決定的な解決策があるわけではないので参考になるかどうか。
①色あせ
プルモーサス・ナナス(以下”ナナス”)という種類のアスパラガスが好きで、花屋とか100均ショップでみかけたときは見映え(葉ぶり)がよければ即買いしてしまいます。
なので必然的にデスクの上にはナナスが多くなるんですが、育ててる間に一番目にするトラブル(?)が色あせ。
下の画像でもわかるように購入したナナスのなかには月日が経つにつれて濃い緑色だったのが全体的に黄色みがかかってしまうものがどうしてもいくつか出てきちゃいます。
右側の方は緑色がだいぶ取れちゃってますでしょ。

キングバンブーに至っては左側の幹がまっ黄っ黄で完全に色が抜けちゃってます。

ネットで調べてみると”直射日光に当てすぎだから”とか”水が足りないから”とかいろいろ教えてはくれます。
実際のところ、水に関してはガラス器の中の水が完全になくなる直前ぐらいに根が半分ほど埋まる程度に補充する感じです。与えすぎという感覚はあまりないんですよね。
日差しですが、ベランダに面した窓際の机の上に置いてるので日当たりはそう悪くないはずです。
しかも我が家はマンションの途中階にあるのでベランダの上には”天井”があります。そのため太陽が高くなる夏場は直射日光が当たることはありません。
しかしながら太陽が低くなる冬場は時間帯によってはガンガン日が当たってるときもあったりでそんなときはあわてて障子を閉めたりするので、決して万全な状態とは言えないのかもしれません。
じゃあ色あせして見映えが悪くなって明らかに”枯れたな”という印象の植物はどうするかというと、そもそもお金もあまりかけてないので(若干の心苦しさはあるものの)いさぎよくゴミ箱にポイッというのがお決まりのパターンになってます。
(色あせしちゃったら元の色には戻らないですからね)
肥料が原因か
液肥と呼ばれる肥料はいっさいあげてません。
というのも以前、濃縮の液体肥料を薄めて注入してたこともあるにはあるんです。
でも水が汚くなっちゃうのでやめちゃいました。それ以降は基本水だけしかやってません。
だからもしかしたら栄養不足が一番の原因かも。
一部の色あせはカットで対処
全部じゃなくて葉の一部分だけが色落ちしてることもあります。
そんなときはその部分だけ切り落としてバランス(見映え)が悪くなければそのまま引き続き育てます。
下のナナスも一部の先端だけ色あせしちゃってます。そうなるといずれ青枠のあたりの葉もおそらく色あせてくるはずです。
そうなったらその部分だけを根元から切り落としちゃいます。

色あせもバランス次第
全体的に色あせしちゃっても全体のバランスさえよければ”OKのときもあります。
”意外といい感じに色あせしてるなあ”とあたかも紅葉狩りの気分のような錯覚に陥ってしまったかのように。
たとえば下のナナス、全体的に黄色味がかってしまってますが三方向にいい塩梅に葉が広がって見た目のバランスは決して悪くはありません。(あくまで好みの問題ですが)
なのでこれはこれでありということでそのまま育ててます。(画像だとちょっとわかりにくいかも)
まあ、でもこういうのは稀ですね。

②根腐れ
ハイドロカルチャーにつきもののトラブルが根腐れでしょう。
一般的には水のやりすぎや水交換の少なさなどが原因とされてます。
でもそうはわかっていても防げないのが根腐れです。
そしてかならずといっていいほど根腐れを起こすのが下の”ハオルチア”。
ダイソーで購入したものですが、元々は土栽培だったものをゼオライトだけのハイドロカルチャー仕様に変えてあります。

このハルオチア、今回で3鉢目。でも毎回確実に根腐れを起こすんです。
土からの植え替えがよくないのか植え替え後の水やりがよくないのかわかりませんが、長期間育てられたことがありません。
ちなみに上の画像は購入直後に土から取り出してシャワー水で汚れを落としてハイドロカルチャー栽培にして2ヵ月ほど経った頃のものです。
よくよく根元を見たらちょっと雰囲気がやばい感じだったのでゼオライトの洗浄も兼ねて抜いてみたら…案の定、根腐れを起こしてました。

根腐れの部分はぶよぶよだったので完全に取り除いちゃいます。
同じように柔らかくなってた根っこも一部とっちゃいました。その結果、下のような状態で植え替えてあります。

気になるのは細い根っこ部分は果たして必要なのかってところ。
ホントに細くて弱いんです。
じゃあいっそのこと細い根っこ部分は全部取っちゃおうかとも思ったんですが、そうなると水につかる部分が1㎝ぐらいしかなくなるのでそれもどうかなと思ってわずかに残してみたというわけ。
正解がわかりません。この辺が素人の辛いところ。
調べてもよくわからんし。
ハオルチアは硬めの植物です。それゆえちょっと手が触れただけでも植物全体がぐらつきを起こすんです。
それが元でポキッと根元から折れることも。
なのでゼオライトは小粒のものに変えてすき間を少なくし、安定性を高めてみました。

この記事を書くにあたってハオルチアのことを調べていたら、どうもこのタイプのハオルチアは「ハオルチア・十二の巻」というらしいんです。
おしゃれな名前ですよね。でも何をもってそういう名称になったのか。
とっても気になります。
③丸まるパキラ
パキラという観葉植物はこれで3鉢目になります。そのどれもが共通の症状を起こすんです。
新芽が出て葉が付き始めると必ずと言っていいほど内側にくるんと丸まっちゃうんです。
そのうち大きくなって葉も広がるかと思ってたら決してそんなことはなく。
なぜなんでしょう。原因不明です。

④1本だけ異常成長
ミニ観葉植物を楽しんでると、たまに1本だけ異常に長く成長することがあります。
そこだけ大きくなると見た目のバランスが悪いので切りたいんですが、葉の根元なのかその葉が生えてる茎の根元からなのかがわからず。
そもそもなんで1本だけ異常な成長を見せるのか、問題はそこですよね。

上の画像の”ナナス”は今はまだ丈が短いですが、しばらくするとぐんぐんおっきくなってくるはずです。
そうなるとバランスの悪さばっかりが目立っちゃうんですよ。
⑤水垢
これは植物のトラブルというよりはガラス器の問題です。
ハイドロカルチャーは水の管理がしやすいようどうしても透明なガラスの器に入れることが多いでしょう。

プラケースに入れた植物をさらに陶器の器に入れるなどのやり方もあります
そして定期的な水の補充だけでなく、私は朝夕の葉水もできるだけやるようにしてます。
そのときは霧吹きで植物全体にシュッシュッとやるので当然ガラスにも水が付きます。
でもそのガラスについた水をふき取ることはしません。というかできません。
その結果どうなるかというと、下の画像でもわかるようにガラスの上のふち部分に水垢がついてしまうんです。
汚れじゃないので拭いてもとれません。

これも普段は目立たないんでさほど気にはならないんですが、光の当たり具合によってはもう大変。かなり目立っちゃうんです。それに気づいた瞬間はテンションだだ下がり。

しかもクエン酸を使ってもなかなか落ちないしクレンザーを使ってゴシゴシやってもとれないほど頑固なんでホント参ってます。
飼い猫(番外編)
一番最悪なトラブルが猫。
といってもこれは猫を飼ってないご家庭には全く関係のない話です。
猫を飼ってると室内での植物栽培は基本的にはご法度です。
そして大方の植物が猫との相性が悪いときている。食べると胃腸障害が起きたり下手すりゃ死につながる場合もあるそうです。
ただテーブル栽培のミニ観葉植物は比較的安全っぽいという噂なので、私はパソコンデスクの上だけに置いて楽しんでます。
まあ猫はなぜかパソコンの上が好きで、昔はしょっちゅう乗ってきたもんでした。
それがかわいくて画像や動画をSNSにあげてる方も多いです。
でも私は仕事優先なので猫が机に乗るたびに「ダメ!」と叱って机上には乗らせないようしつけてきたんです。
それが功を奏してるのか、今ではよほどのことがない限りデスクの上に乗ることはありません。

スタンディングデスクにしてるので机の高さが地上からかなりあるというのも猫が寄りつきにくい理由の一つかも。
でもそこはやっぱり猫です。
この前も食事しているときにデスクのある方から聞きなれない音がしたので見に行ったら…ガーン!
久しぶりにやられました。
猫の野郎、食いやがった!
思わず汚い言葉が出ちゃった私。しかもうちの猫、メスなのに”野郎”って。
そう我が家のお猫様、むしゃむしゃとキングバンブーの葉っぱを食べておられたのですよ。
怒鳴ったら速攻で猫は逃げましたが、植物は…完全にやられちゃいました。

こうなると悲しいけどゴミ箱行きです。
(めったに手に入らない)ガジュマルだったかシェフレラだったか忘れましたが、それもやられました。

肝心の猫はというと…すまし顔で高みの見物ってか。

今のところ過去に2回ほど食われてます。
でも表立って具合が悪くなってるところは見たことがありません。
だから私自身ちょっと油断してるのかも。
まあ本来ならネコを飼ってる家では観葉植物は諦めるべきなんでこっちが悪いといえばそうなるんですけど。
かなり教育したつもりでも、日がたてば忘れるのが猫なんですよね。
ということで今日も猫の行動にできるだけ注意して観葉植物を育てる毎日です。
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